パーカー
詩
朝起きた
やばい 寝すぎた
早く起きなきゃ
味噌汁と白飯をかっ込んで
ちょっとだけ煮物をつまむ
身支度して
忘れそうになった弁当を引っつかんで家を飛び出す
やばい やらかした
薄いシャツ一枚に
Lサイズのパーカー一枚
これは寒い
でも引き返す時間はないから
自転車で走り続ける
ちくしょう 信号乗り遅れた
道路の真ん中
中央分離帯みたいになっていて
たまにおじさんがジョギングしているような
そんなとこに取り残されてしまった
あきらめてそこを走る
身軽な小鳥が嘲笑う 「ぼーっとしてんじゃねえよ」と
たくましくコンクリートに負けずにいる木の根が鼻で笑う
さっと吹く颯はすました顔で俺の横を通り抜け
柳の枝は俺の顔を叩く
それでも目が覚めない俺は
結局現文の時間を無駄に過ごしちまった
やばい 寝すぎた
早く起きなきゃ
味噌汁と白飯をかっ込んで
ちょっとだけ煮物をつまむ
身支度して
忘れそうになった弁当を引っつかんで家を飛び出す
やばい やらかした
薄いシャツ一枚に
Lサイズのパーカー一枚
これは寒い
でも引き返す時間はないから
自転車で走り続ける
ちくしょう 信号乗り遅れた
道路の真ん中
中央分離帯みたいになっていて
たまにおじさんがジョギングしているような
そんなとこに取り残されてしまった
あきらめてそこを走る
身軽な小鳥が嘲笑う 「ぼーっとしてんじゃねえよ」と
たくましくコンクリートに負けずにいる木の根が鼻で笑う
さっと吹く颯はすました顔で俺の横を通り抜け
柳の枝は俺の顔を叩く
それでも目が覚めない俺は
結局現文の時間を無駄に過ごしちまった
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